全国農業会議所による調査では、2011年の我が国の農地価格は水田134万円(前年比1.6%下落)、畑94万2千円(同1.5%下落)(いずれも10アールあたりの平均取引価格)で、ともに17年連続の下落となっています。 背景としては、農産物価格低迷による収益性低下や、農業の先行き不安などから農地購入の動きが広がらないことが挙げられています。また、今後の見通しとして、農家の高齢化による農地を手放すケ […] Read More
7月2日、国税庁から全国の路線価が公表されました。 今回の路線価では、昨年は「調整率」で対処された東日本大震災による地価への影響が反映されたことから、被災地を中心に注目されました。 原発事故による福島県の警戒区域では昨年同様「ゼロ」として非課税扱いとなりますが、特に被害の大きかった岩手、宮城、福島の3県では下落幅が拡大し、福島県の最高路線価である郡山市駅前では前年比8.8%減と大きな下落となりまし […] Read More
不動産鑑定士 磯部裕幸, CRE, FRICS 日本ヴァリュアーズ株式会社 代表取締役 1979年に出版された”Japan As Number One” (ハーバード大学 Ezra Feivel Vogel教授著)で、GDP世界第二位になった日本の高度経済成長の秘訣が社会学の観点からポジティブに分析・評価されたのは懐かしくも記憶に新しい。当時”日本的経営”はある種お手本と評され […] Read More
国土交通省が今年3月に公表した「中古住宅・リフォームトータルプラン」をはじめとして、行政による中古住宅リフォーム推進が盛んで、今後も優遇税制や補助金制度などと併せた複層的・広域的な展開が予想されます。こうした活動によって、戸建住宅のみならず中古マンションのリフォーム市場も刺激され、その市場規模拡大が期待されています。 先ごろマンションリフォーム推進協議会が発表した「2012年度マンションリフォ […] Read More
昨年3月の東日本大震災以降、不動産を取り巻く環境も大きく変わりました。 先月発表された地価公示でも全体では4年連続の下落となり、震災のあった前半(1~6月)の下落率が拡大した一方で、被災地に近い高台の住宅地では移転需要から大幅な上昇が見られた地域もあるなどの影響が生じています。 被災地以外では、比較的早期の市場回復傾向が認められる中、都市部を中心に住宅需要が堅調となっています。 震災以降、住宅 […] Read More
日本ヴァリュアーズ・東京本社の小室です。 国土交通省は先ごろ、住宅ストックの質の向上や中古住宅の流通促進及びリフォームの活性化を目的として、優良な中古住宅の認定制度を構築すると発表しました。 制度としては売買時やリフォーム時に検査・評価によって認定を行い、税制優遇等のインセンティブを与えるとしています。現在検討されている内容のうち中古流通では、インターネットを活用した情報提供に力を入れ、レイン […] Read More
不動産資格の国際化、多様化 Change of Real Estate Professionals’ role in current global economy 磯部裕幸 日本ヴァリュアーズ株式会社 代表取締役 不動産鑑定士, CRE, FRICS 前篇はこちら>> 4 RICS-The Royal Institution of C […] Read More
不動産資格の国際化、多様化 Change of Real Estate Professionals’ role in current global economy 磯部裕幸 日本ヴァリュアーズ株式会社 代表取締役 不動産鑑定士, CRE, FRICS 1 はじめに 2011年5月にG-20が設立した、“Private Secto […] Read More
現在わが国では、2020年までに「中古住宅流通市場・リフォーム市場の規模倍増」を目標に掲げた新成長戦略(平成22年閣議決定)が推進されており、国と地方公共団体が協力してリフォーム市場の拡大・促進を図っています。 この一環として、国土交通省は11月4日、全国の地方公共団体によるリフォーム支援の状況に係る調査結果を発表しました。その結果によると、都道府県では市町村事業への間接的な支援を含んで全 […] Read More