新型コロナウイルスが世界的な脅威となってから半年以上経とうとしている。 感染の勢いはいまだ収まるどころか、多くの国や地域が深刻な状況から依然抜け出せ ていない。日本ももちろんそれらの国の1つだろう。 今まで当たり前と思っていた生活が、 世界中でほぼ同時に当たり前でなくなってしまっている訳だが、かつて人類が何度も体験してきた感染症の再来だと一括りに諦観するには余りに重い。 日々普通だと思って機能して […] Read More
政府は、新型コロナウイルスの感染拡大による観光需要の低迷を受けて、「Go To Travelキャンペーン」なる救済措置を事業決定しました。これは、消費者に対して宿泊・日帰り旅行商品代金を補助するというキャンペーンです。普段旅行には滅多に行かない筆者ですが、これを機に出かけてみるのもいいかもしれないと、いつかは行ってみたい離島の宿泊施設をインターネットで調べていたところ、そのうちのあるホテルにて、一 […] Read More
新型コロナウイルスの感染拡大により、企業は、半ば無理矢理にテレワークの導入を迫られることとなりました。オフィスからは人が消え、満員電車が消滅し、家族以外の人と会話する機会も減りました。そしてこの状況は、一過性ではなく、新型コロナウイルスの感染拡大が収束しても、継続していくのではないかという見通しが強くなっています。特に、在宅勤務との親和性が高いIT企業でその傾向が顕著であり、テレワークが十分に機能 […] Read More
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言後、テレワークがぐっと進み、家にいる時間が格段と長くなりました。そこで今回は、社会生活の基盤である「家」=「住まい」という概念について、改めて考えてみたいと思います。 住まいを安らぎの場と捉えている方もいれば、単に眠るだけの場所と捉えている方もいると思います。人の家に対する思いは様々で、故に、家の外観や内装も、人それぞれです。住んでいる部屋を見ただけで […] Read More
鉄道の高架下、いわゆるガード下と言えば、赤ちょうちんの酒場が連なるサラリーマンの憩いの場、または、薄暗い公園や寒々しい駐車場などのイメージでありましたが、先日所用で御徒町エリアを歩いていた際、その認識を大きく変える光景が広がっていました。 御徒町駅から秋葉原駅方面へかけての高架下には、「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケー ゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」という、一見してギャ […] Read More
2019年秋の日本は「ONE TEAM(ワンチーム)」で大いに盛り上がった。バックグラウンドがいかに異なっていても、チームとして一つの共通の目標を掲げ、そのための周到な準備と努力を重ねれば、自ずと大きな力が発揮されることが実証された。もちろん、そこに連なった選手達が、日本を代表するラガーマンだったからだといえばそれまでではあるが。それにしても、ラブビー・ファンをあそこまで増やして日本中を包んだあの […] Read More
不動産の流動化という言葉をご存知ですか? もちろん、不動産がぐにゃぐにゃと流動しはじめることなど現実の世界では起こりえませんので、ここで言う流動化とは、物理的な不動産その物にかかっているのではなく、そこに付随する資産価値を指しています。 土地や建物はそのままでは容易にバラ売りできません。そこで、不動産の価値を不動産そのものと切り離して細分化し、小口の有価証券に替えて流通させる行為を、不動産の流動化 […] Read More
建物で一番好きな「種別」と言えば、これはもう迷うことなく「灯台」です。断崖絶壁に凛として聳える孤高のフォルム、暗闇を裂くように伸びる真っ直ぐな光、青空に映える白い壁。折に触れて写真集を開いては、全国に点在するまだ見ぬ灯台に想いを馳せています。当然ですが、大抵の灯台は鉄道駅から離れた海際にひっそりと立地しており、車の運転免許を保有しない私は、恥ずかしながら未だ数える程度しか来訪できていません。学生の […] Read More
不動産と美術品、見た目はおろか需要者も異なるような商品ではありますが、かねてから薄々と、両者はその価格形成要因がどことなく似ているのではないか? と感じておりましたので、この度意を決して、長年漠然と抱いていたイメージについて検証させて頂きました。 まず、通常の商品では「原価」というものが価格を決める際の指標となりますが、美術品は勿論のこと、不動産についても、取引価格と原価が大きく乖離するという現象 […] Read More