クーデターが2月1日に突然起きてから6カ月以上経った。それ以前の約1年間、他のASEAN諸国と同様にコロナ禍で困難に直面してはいたが、それでも世界銀行が年初に公表した「世界経済見通し2021」で、ミャンマーは2020年の成長率が+1.7%、21年+2.0%、22年+8%と予測され、域内での優等生ぶりは穎著だった。しかし、3月末には21年の予想成長率が-10%と修正され、その後7月末には、医療機関の […] Read More
新型コロナウイルスが世界的な脅威となってから半年以上経とうとしている。 感染の勢いはいまだ収まるどころか、多くの国や地域が深刻な状況から依然抜け出せ ていない。日本ももちろんそれらの国の1つだろう。 今まで当たり前と思っていた生活が、 世界中でほぼ同時に当たり前でなくなってしまっている訳だが、かつて人類が何度も体験してきた感染症の再来だと一括りに諦観するには余りに重い。 日々普通だと思って機能して […] Read More
不動産鑑定士 磯部裕幸, CRE, FRICS 日本ヴァリュアーズ株式会社 会長 ミャンマーを初めて訪れてから6年、現地で”評価”会社を立ち上げて4年目に入った。2015年の総選挙で国民民主連盟(NLD)が大勝し、半世紀ぶりに軍事社会主義体制から劇的な政権交代があったのは記憶に新しい。政治状況の激変による不安定要素から政権交代後の一時期停滞したとはいえ、このところの経済は6 – 7%と […] Read More
何かと嫌厭されがちな梅雨が個人的に好ましく感じるのは、もこもことした可愛らしい紫陽花が、街のそこかしこを可憐に飾る時節だからです。特に王子の飛鳥山公園は見事で、水色、紫、菫、藍、白、色だけでなく、形状も様々な約1,300株もの紫陽花が、梅雨の訪れと共に線路沿いを彩ります。そのどことなく清楚な花は、燦々とした陽の下よりも、雨粒が飛散してやや白んだ景色の中に溶け込んでいる方が不思議と美しく、雨天の朝で […] Read More
さまざまな課題も抱えるミャンマーですが、私はその将来は大変明るいと感じました。第一に、ミャンマーの平均年齢は20代後半となっており、高度経済成長期の日本と同程度で、大変若い国といえます。街に出ても若者が多く、若年層向けのお店も着々と増えており、非常に活気があります。社会全体が前向きと言ってもいいかもしれません。また、その若者は勤勉で教育水準が高い人も多いです。弊社現地法人のスタッフ3名は皆英語が喋 […] Read More
成長著しいミャンマーですが、都市機能や不動産自体に関して様々な課題を抱えているのも事実です。これらの課題のうち、私にとって特に強く印象に残ったものを挙げたいと思います。 まず、ヤンゴン郊外の昔ながらの住宅が密集する地域ではゴミがあふれてしまっていました。住宅といっても湿地のうえに建つ木造トタン屋根の高床式の小屋です。開発が進んでいない地域ではこのようなスタイルの家に住んでいる人も多いのですが、車か […] Read More
日本ヴァリュアーズ㈱の西川です。 6月18日に開催された弊社現地法人主催のセミナーに出席するため、6月16日から19日にかけてミャンマー最大の都市、ヤンゴンに行って参りました。「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーでの体験をお伝えしたいと思います。 「最後のフロンティア」と呼ばれるくらいなので、広大なジャングルが延々と広がっているのだろうか…と、漠然としたイメージを抱きつつ […] Read More
不動産鑑定士 磯部裕幸, CRE, FRICS 日本ヴァリュアーズ株式会社 会長 GeoCities というサイトが一世を風靡したのは94年からの数年間だったろうか。Webサービスを無料で提供することから爆発的に契約数を伸ばしたものだ。今となっては古めかしく聞こえるが、GeoCities上では、いわゆるサブドメインをジャンル別のコミュニティーや街区名で選択できたことから、「不動産=スペースが、ネッ […] Read More
不動産鑑定士 磯部裕幸, CRE, FRICS 日本ヴァリュアーズ株式会社 会長 2018年地価調査の結果で、全国の全用途平均が1991年以来27年ぶりに下落から上昇に転じたと報じられた。三大都市圏以外の地方圏でも地価の回復傾向が広がりつつあるとの明るいニュースだ。しかし、1982年を100とした全国全用途の地価公示推移を見る限り、1991年が208.7でバブル期ピークを示した後、約 […] Read More
不動産鑑定士 磯部裕幸, CRE, FRICS 日本ヴァリュアーズ株式会社 会長 ミャンマーという国に惚れ込んでしまい、評価を専業とする拠点を現地に開いてちょうど2年経った。この国には第三者意見としての鑑定評価を意思決定の指針にしたり利害調整のツールに使ったりというカルチャーは基本存在せず、従ってビジネスとしては超スロー・スタートということなのだが、希に仕事の依頼があると、土地取引のデータベースが […] Read More