03-3556-1702(東京)
052-950-2771(名古屋)

2016年の不動産市場

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は国内の企業業績の回復が顕著に見られ、全体として国内経済は底堅く推移しました。不動産市場でも全国的に地価上昇地点が増加し、とくに都市部の商業地等では大幅な上昇も見られました。こうした昨年からの好況感がどこまで継続するかという視点から2016年の不動産市場を展望すると、期待される部分と同時にいくつかの懸念材料も指摘されています。

まず、成長が期待される分野としては、外国人観光客の増加による消費効果や宿泊需要増加と、これに伴う設備投資の増大です。この分野では、ホテル等の宿泊施設の供給が見込まれ、消費のみならず雇用や街の再生に貢献することも期待されます。また、大都市に限らず、観光資源のある地方や地域でも集客を見込むことが出来るという側面もあります。

次に、空き家対策や中古住宅流通市場の活性化にあたって、本格的な対応が期待されています。既に各協議会や国のラウンドテーブル等において具体的な議論が進められていますが、住宅や建設に携わる多様な業種の事業者が参加する仕組みがつくられることで、社会問題の解決とともに不動産市場の活性化につながる効果も期待されます。

一方で、懸念材料としては、中国経済の減速を始めとした世界経済の先行き不透明感や、用地不足と工事費高によるマンション分譲価格の高止まり、都心部の不動産投資市場において過熱傾向が見られること等が挙げられます。さらに、来年予定されている消費税再増税による一時的な需要増とその後の反動の程度についても留意が必要と考えます。 (小室)

 

Related Posts

Sorry, the comment form is closed at this time.