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グリーンリース?

日本ヴァリュアーズ・名古屋本社の松原です。

 

 6/12に「政府が白熱電球の販売自粛の要請」というニュースが流れました。6/13に開く照明メーカーや量販店との会合で、正式にLED電球の普及と白熱電球の販売自粛を求めるという内容。

但し、白熱電球の販売自粛に対する反発もあって、6/13の会合では白熱電球の販売自粛の文言は外し、「LEDを含めた省エネ効率の高い照明製品への普及促進」という表現となったようです。

直接的には夏の節電対策として要請する模様ですが、実際問題としてたまたま電球が切れればLED電球に切り替わるとしても、切れてない白熱電球までLED電球に切り替えるとは思えませんので、速効性は乏しい気がします。

ましてや今まで100円ぐらいだったものが1,000円~3,000円程度もするわけですから。こういうことを言い出すなら、節電の1ヵ月前ではなく、もっと前から言わないと…、と思います。

 

 新聞によれば、LED電球は、白熱電球に比べて、寿命で40(LED電球:40,000時間、白熱電球:1,000時間)、価格で1015倍、消費電力が2割以下(いずれも経産省、環境省の調査による)とのことで、LED電球の寿命である40,000時間の使用した場合の電気料金のコスト比較を行なうと、白熱電球が47,520円、LED電球が5,632円と、41,888円、LED電球の方が安くなるとのこと。

その間に白熱電球は40回の交換が必要になり、仮に1100円としても、それだけでさらに4,000円の出費がかさむことになります。

かたやLED電球は、購入時に1個あたり1,0003,000円かかったとしても、トータルでは少なくとも電気料金の差額分ぐらいは安くできるということのようです。

こうやって考えると、最初LED電球を買うときには高いけど、長い目で見たらLED電球の方が得ということです。でも最初の価格差は消費者心理的には大きく影響してしまいますね。

 

 既にコンビニ等の店舗でLED照明を採用しているところも増えてきていますが、最近では上場REITの一つであるグローバル・ワン投資法人が、保有しているオフィスビルの一部の照明設備の改修工事に際して、グリーンリースを導入して改修を実施したという記事がありました。

グリーンリースという言葉は、あまり聞き慣れないと思いますが、建物の環境対策を、オーナー・テナント双方の責任と義務を定めた賃貸借契約のことです。

グローバル・ワン投資法人のケースでは、①ビルオーナーが改修工事費を負担する。②テナントは電気料金の削減額の範囲内でグリーンリース・フィーを、オーナーに支払う。という仕組みだそうです。

改修工事費は1000万円以上かかるものの、ビルオーナーとテナントは年間数十万円の電気代が削減でき、オーナーはテナントからのグリーンリース・フィー収入で、改修工事費を4年半程度で回収できる見込みとのことです。

ビルオーナー、テナント双方にメリットがあるように仕組むことで、グリーンビルディングに取り組むインセンティブが働きやすくなることを狙ったものです。

 

 今後、このグリーンリースはいろいろな形態で活用されていくと思われます。今回ご紹介した既存ビルの改修工事費に関するケースのほか、新築したグリーンビルディングの性能をキチンと発揮させるために結ばれるケースもあります。

ビルオーナー側には建物の適切な管理を、テナント側には適切な利用を求める一方で、設備投資費用の回収と利益配分をキチンと取り決めるということが、将来的には当たり前になっていくのでしょうね。

何か目に見えるインセンティブがないと、環境不動産もなかなか普及していかないですからね。

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