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農業・農村の価値

日本ヴァリュアーズ東京本社の高嶋です。

先に行われたロンドンオリンピックでは、日本は史上最多の38個のメダルを獲得しました。柔道、レスリング、水泳、サッカー、バレーボール、卓球、バドミントン・・・女性の活躍が目立ったオリンピックでもありました。

 

さて、今回は「農業・農村の価値」についてお送りしたいと思います。

農業・農村は「多面的な機能」を持っているとよく言われることがあります。つまり、人間の「食」を支えることのほかに、地域社会の形成や維持、環境への貢献など、現代社会のさまざまな問題解決に貢献しているということです。

環境保全、地球環境への負荷の軽減という側面からみれば、まず農村には大気を浄化し、気候をやわらげるはたらきがあります。農地で栽培される作物は光合成や蒸発熱によって光や熱を吸収し、気温を下げるはたらきがあります。特に水田は水面からの蒸発により気候を緩和し、気温上昇の緩和に貢献しています。

また、農地には資源のリサイクルに貢献する有機物の分解機能があります。田や畑の中にはバクテリアなどの微生物により、家畜の排せつ物や生ごみから作ったたい肥を分解し、再び農作物が養分として吸収できるかたちに変えるはたらきがあります。微生物の力を有機物の分解に活かすことで、循環型社会の構築に貢献しています。

 

しかしながら、農地はこうした機能を持ちながらも、現状、耕作放棄地は増加している状況にあります。日本の農家の約7割が兼業農家、そのうち約8割が第二種兼業農家(農業所得を従とする農家)という現状を考えれば、今後も零細農家が増加し、担い手不足で耕作放棄地が増加することが予想されます。また、2009年の農地法改正に伴う大幅な規制緩和により、企業の農業参入は拡大しているものの、生産ノウハウの習得や優良農地の確保に苦戦し、思ったような効果が現れていないのが現状のようです(不動産鑑定士として、優良農地確保のための農地評価やコンサルティングができる能力を持ち合わせていないのが残念ですが・・・)。

 

東日本大震災から一年半が経過し、少しずつですが復興に向けた取り組みが始まっています。いまだに東北や北関東の農業に対する風当たりは強く、放射線量、風評被害に苦しみ、農業をこのまま続けるかどうかの岐路に立たされている方が多くいらっしゃるとは思います。しかし、厳しい言い方をすれば、これまでの兼業農家を含む農業従事者全員への補助金中心の手厚い農業行政を見直すいい機会なのかもしれません。

最後になりますが、私の故郷である山形県では若い力、女性の力が農業に新たな光を灯し始めています。

山形ガールズ農場→http://www.kf831.com/girls/

これまでの農業に対するイメージを払拭し、農業が魅力ある産業として育成されていくためには、いつの時代も女性の力が必要なのかもしれません。

 山形農村.png

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