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住宅と環境④

「住宅と環境」をテーマに、第4回は高嶋が投稿致します。
最近の新築マンション市場は活況を呈しており、供給量が少ないこともあって
か、契約率が80%を超えるなど回復基調にあるようです。
某大手不動産会社が「エコビジョン」を具体化し、最近分譲したマンション(第1
期、325戸)は、中心価格帯が5,000万円台と高額なマンションであったにも関わ
らず即完売したようです。しかも、マンション購入者は普通の会社員や公務員が
中心のようで驚きです。住宅ローン減税、低金利、贈与税の非課税枠の拡大によ
る親からの資金の贈与など、購入者にとっては有利な条件が整っていることが、
マンション購入を後押ししている要因になっているのでしょう。
当該マンションは敷地中央部の広い中庭ガーデンアリーナを設け、オオシマザク
ラやヒガンザクラなど数種のサクラ、草花、木々を植え、風通しを良くすること
で、熱を遮るとともに住民に憩いの場を提供しています。また、共用部に太陽光
発電パネルを設置、共用部の電力(モニターで発電量の確認可)として利用され、
雨水もトイレの排水用として再利用されます。さらには、複層ガラスもしくは二
重サッシを採用し断熱・遮熱の強化、浴槽の温度の下がりにくい魔法瓶浴槽、エ
コジョーズ、節水型トイレなどの設備を採用、カーシェアリングを導入し、総合
的な環境負荷の軽減を図っています。
最近の新築マンション、新築戸建住宅のホームページを見ていると、必ずといっ
ていいほど「エコ」という言葉を目にします。それだけ「エコ」に関する認知度
が高まっているとともに、企業各社の地球環境問題に対する関心の高まりを感じ
ることができます。しかし、世の中で「エコ」という言葉がこれほど多く飛び交
うことで、却って「エコ」という言葉を使えば聞こえがいいとか、時代の潮流に
マッチしているからなどという理由で、何でもかんでも「エコ」と結び付けてし
まっていることも多いのではないでしょうか?
マンション市況の回復の影響もあり、来年の3月期にむけて、大手各社の新築マ
ンションの建設(供給)が盛んになり、これまで以上に進化した環境配慮型のマン
ションが売り出されることが予測されます。今はこうしたマンションの供給量が
絶対的に少ないため、一定の相場感を計り知ることは難しいかもしれませんが、
取引データが蓄積されることによって、環境付加価値を算定する上でのバック
データが整うのではないかと期待したいものです。
非常に中身の薄い内容になってしまいましたが、今回は以上とさせていただきた
いと思います。

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