03-3556-1702(東京)
052-950-2771(名古屋)

航空祭への招待

有限会社水野不動産鑑定所の水野です

岐阜県各務原市からお送りいたします。

 

私が住む岐阜県の各務原市には航空自衛隊岐阜基地があります。

Wikipediaによると岐阜基地は、日本国内に現存する飛行場では最も長い歴史を持つ(1876=明治9年設置)基地であり、現在では航空自衛隊で運用する航空機等の装備品に関する試験を行う部隊、飛行開発実験団が所属しているようです。

 

私自身はこの市に生まれ、この市で育ってきたことから、大して気にもならないのですが、一度離れていた岐阜に妻子を連れて戻ってから、航空機(特に戦闘機)の騒音というものに改めて気づかされました。

滑走路まで自宅・事務所より直線距離で1.7km程度は離れているものの、近くを飛ぶ際に木造の古い家屋ではテレビの音が聞こえません。屋内、屋外にかかわらず会話が困難になります。ものの10秒程度のため住民は慣れており、ほとんど気にかからないのですが、不慣れな方は確実にびっくりされます。

この騒音以外にも、万が一飛行機が墜落したら…、戦争が起こったらまず標的に…といった懸念も聞こえてきます。

 

今のところ基地のマイナス側面ばかりを書きましたが、個人的にはプラス面も相当大きいと思っています。

上にも書きましたが、岐阜基地は航空機等の装備品に関する試験部隊、開発実験団が所属しています。この航空機関係の実験を官民共同で行っていることから、川崎重工業を中心とした大規模な工場があり、職があります。市の税収も大きなものになっていると思われ、県内でも比較的裕福な市であるとの実感もあります。実際、工業製品出荷額でみると、県内ではトップです。

近年ではアジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区という国家戦略総合特区に認定されたため、愛知、岐阜、三重を中心とした特区の核となる可能性もあり、更なる発展も期待されます。

 

経済的な側面においても上記の通り大きなプラス面をもたらしていますが、生活の面でもプラス面があります。

基地近隣では各室エアコン、防音ガラスの費用の負担との話も聞いたことがありますが、個人的には、基地企画の「航空祭」「盆踊り大会」が非常に楽しいものです。

「航空祭」に関しては、整備、実験を行っている岐阜基地ならではの飛行機のラインナップから可能な異機種大編隊、松島基地からこの日のために駆けつけるブルーインパルスを見るのは市民の毎年の行事となっています。

 

以上、ほぼ私事でいろいろ書きましたが、各務原市は市域全体に航空機騒音問題があるにもかかわらず、これは織り込み済みで、税制面、雇用の面から市の財政が安定しており、公共施設の充実、インフラ整備等を積極的に行うことができております。それに伴い、一定の住宅需要が生まれ、飲食店等の需要も少なからず見受けられることなどから土地価格は県内でも安定しています。

基地によるマイナス面以上のプラス効果が市民に還元されているといえるでしょう。

 

不動産の「環境面」を見るときには両側の側面があり、比較的定性的な要因であるため、定量化しやすい要因のみに目が行きがちですが、他方の定性的な要因も無視してはだめなのだと考えさせられます。

ブログ写真 140217.JPG

 

 

Related Posts

Sorry, the comment form is closed at this time.