日本ヴァリュアーズ東京本社の倉間です。
悲しいかな、GW最終日に風邪をひきました。
この連休は節電などの影響はあったものの、観光地にも少しは賑わいが見られ、世の中に少しは活気が戻ったような印象を受けます。
とは言え、まだまだ被災地では不自由な生活を強いられている方々が多くいらっしゃることを思うと、本当に心が痛みます。
先日、浦安の友人に話を聞く機会がありました。
彼女の自宅は戸建なのですが、家の地盤が傾き、ドアが自然に開いてしまうそうです。
修理には家全体をジャッキアップして地盤を改良する必要があって、費用は800万円以上かかるとの事でした。
東北地方等の被災地にはGW中ボランティアの方々も大勢行っていたようですが、連休が明ければきっと人手も不足してしまうことでしょう。
そんな中で、東京の私たちにも電力の問題や景気悪化懸念など、課題は山積です。
震災後の計画停電では、私の実家もエリアに該当しており、両親がソーラー式懐中電灯やカセットコンロなど、停電対策グッズを揃えて対応していました。
特にこの夏は、電力供給不足が懸念され、各所で対策を講じることが必要となります。
東京電力管内において、東京電力及び経済産業省によれば、夏場(2011年7月)の電力供給見込みは5,200万kW、しかしながら、電力需要のピーク時には5,999万kWと予想され、このままの状態では10時過ぎから20時の間が供給不足の見込みとなっています。
そのため、東京電力管内では、企業等の大口需要者のみならず、家庭に対してもピーク時の最大使用電力15~20%の抑制目標を提示しています(2011年4月21日時点)。
供給面においては、一定量の安定した電力供給が可能なことに加え、他の発電方法よりもコストが抑えられることから、原発が高い比率で採用されてきました。
しかし、今回津波による被害を受けて、放射性物質への危険が改めて認識されたことから稼働続行の可否が問われています。
先進国となり得た今の日本においては、経済活動においても、日常生活においても、電力は欠かすことができません。そのため、現実問題として、個々の企業や家庭では自家発電設備や電力消費の少ない設備を取り入れた環境配慮ビル、エコ住宅等への関心が一層高まっています。
かつてはある種のステイタスだった「環境へのこだわり」が、必然的なものとして求められる時代がすでに来てしまったのかもしれません。
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