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戸建住宅と環境④

「戸建住宅と環境」をテーマに、第四回は高嶋が投稿致します。
「戸建住宅と環境」がテーマと言いながらも、ほとんどマンションの話が続いて
しまうのですが、「住宅」という括りで捉えていただければ幸いです。
景気低迷による所得の減少などの影響もあってか、これまでの新築>中古という
価値観が崩れ、特に駅近などの立地を重視する人たちが、供給量の少ない新築マ
ンションよりも、安い価格で購入できる中古マンションを選択しているようです。
そして、自分のライフスタイルに合わせたリフォームを行って、自分だけのマン
ションを持ちたいと考える人が増えてきているのも事実だと思います。
以下では、私が最近個人的に興味を持ったマンションを紹介したいと思います。
マンション名は「リノア多摩川CORTE」。
小田急線登戸駅12分、JR南武線宿河原駅7分の閑静な住宅地域に立地し、売主は
東京電力のグループ企業である、株式会社リビタ。
以前から「リノベーション」という言葉をよく耳にする機会が多かったのです
が、そのマンションは一専有部分だけではなく、一棟丸ごとリノベーションした
マンションでした。もともとは、大手企業の社員寮として利用されていた建物
(新耐震基準以降に建てられた建物)で、その建物を解体することなく再生し、分
譲マンションとして市場に流通させるというものでした。
私にとっては非常におもしろそうなマンションだったので、実際に現地モデル
ルームに足を運んでみました。
天井高や水回りの位置など変更できない部分はありましたが、間取りは自由にア
レンジが可能で、新築ではないけれども、新築っぽい中古ともいうべきオリジナ
ルマンションが購入できるとあって、興味を持たれて来場する人は多かったよう
に思います。
今年の1月末、私が行ったときは既に最終期(3期)でしたが、3期分譲とも即日完
売、10倍を超える抽選倍率もあったようです。
ファミリータイプ(70~80㎡)で2,500万円前後が最多価格帯(一番高い部屋でも
3,200万円程度)でしたので、周辺の新築マンションと比べると、無理もないで
しょうか。
既存の建物を活用するリノベーションは、解体による廃材や建設に係る資材など
が少ないため、環境負荷が少ないと言われています。
統計によれば、建物を壊して新築するスクラップ&ビルドに比べて、廃棄物量が
約22分の1、CO2排出量が約33分の1に削減できるそうです。
さらに、本件マンションは売主が東京電力グループということもあって、オール
電化を採用、エアコンやエコキュートなど効率性の良いヒートポンプを使うこと
で、家庭部門の省エネやCO2排出量の削減が可能になります。
まさに、環境にもお財布にもやさしいマンションといえるのではないでしょうか。
このケースで、仮に社員寮を取り壊して、新築マンションを建築していたとした
ら・・・このマンションはこれほど売れ行き好調で販売を終えることはなかった
と思います。投資採算性、流動性、工事期間等の面から、「リノベーション」と
いう選択肢が、最適の方法(最有効)だったのだと思います。個人的には、ストッ
ク住宅(建物)の価値を見出す、いい機会になったと思っています。

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