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コラム【テレワークは職住近接を可能とするか】

「通勤ラッシュ時の満員電車に乗った際のストレスは、臨戦態勢に入った戦闘機のパイロットよりも高い」という調査結果が、イギリスの心理学者によって発表されています。郊外から都心へと電車通勤・通学する方々(私もですが)が、これ程のストレスを当たり前のように経験しているという日常に言葉を失うと同時に、このままでは不健全な社会が形成されてしまうのでは…という極端な不安すら覚えました。そこで、東京一極集中が加速する我が国においてはやむを得ない事と諦めずに、近年推奨されている職住近接の可能性について検討したいと思います。

職を住に近づけるべきか、住を職に近づけるべきか、それが問題です。が、差し当たり今回は、職を住に近づける方法として、昨今認知度が高まっているテレワーク制度に着目します。

情報通信技術の発達により、通信環境と情報処理端末があればどこにいても仕事ができる時代となった今、毎日会社へ通う必然性は低減しました。厚労省はテレワークに対する助成金制度を設けており、政府による働き方改革の推進を背景に、大企業を中心にリモートワークやサテライトオフィスの導入が拡大しています。このような取り組みは通勤時間の削減を可能とし、職住近接の実現において有効であると同時に、企業側としては有事における事業リスク分散等のメリットもあります。それにも関らず中々普及しない要因としては、業務管理が困難になる点や、情報共有及びコミュニケーション喪失による生産性低下への懸念、インフラの未整備、テレワーク化すべき仕事とそうでない仕事との不明瞭さ等が挙げられています。また、主観ですが、同僚と会わずに働くのを寂しく感じる人も少なくないのではないでしょうか(私は寂しいです)。以上束の間考えてみましたが、結果、皆で満員電車に乗る日々は当分続くと思いました。 (祐紀)

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