03-3556-1702(東京)
052-950-2771(名古屋)

コラム「オフィス不要論、必要論」

新型コロナウイルスの感染拡大により、企業は、半ば無理矢理にテレワークの導入を迫られることとなりました。オフィスからは人が消え、満員電車が消滅し、家族以外の人と会話する機会も減りました。そしてこの状況は、一過性ではなく、新型コロナウイルスの感染拡大が収束しても、継続していくのではないかという見通しが強くなっています。特に、在宅勤務との親和性が高いIT企業でその傾向が顕著であり、テレワークが十分に機能することを確認した企業、特にスタートアップ企業等を中心に、昨今オフィス解約の動きが見られます。解約とまではいかなくとも、従業員の人数分のスペースを確保する企業は減るだろうという予測もあり(反対に、ソーシャルディスタンス確保の為、増床が必要となるだろうという意見もあります)、テレワークの普及が不動産需要に影響を与えることは、疑う余地がありません。そこで今、改めて見直されているのが、「働く場」としてのオフィスの必要性です。

私たちがこれまで当然だと思っていた生活は、今、唐突な転換期を迎えています。米ツイッター社は、従業員の在宅勤務を「永遠に」許可しました。オフィスで働く以上に生産性の向上が認められ、支障なく業務がこなせると証明されつつあるからです。ツイッター社に限らず、在宅勤務に移行しても業績への影響がなく、反対に成果が高まったという企業は少なくありません。オフィスに集まるという行為は、この社会において、いつの間にか形骸化していたのでしょうか。

私は、必ずしもそうとは言い切れないと思います。あらゆる仕事は、人と人とのコミュニケーションによって成立しており、その根幹となる信頼関係は、液晶画面上ではなく、実際に対面してこそより濃く育まれます。何気ない雑談が実はとても大事である、などと思うのは、前時代的な考え方でしょうか。

今後における「テレワーク」の常識化は最早明白ではありますが、私たちが機械ではなく人間である限り、「オフィスワーク」がなくなることはないのではないかと、個人的には思います。(祐紀)

Related Posts

Sorry, the comment form is closed at this time.