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コラム「ホテルマーケットは需給好調」

政府より先日公表された「観光白書」によれば、2015年の訪日外国人旅行者数は約1,974万人で、前年比約47%増と驚異的な伸び率となっています。また、外国人旅行者受入数においても日本は世界16位(前年22位)、アジア5位(同7位)と上昇しています。

昨今、この影響もあって国内のホテル宿泊需要が増大しています。2014年の延べ宿泊者数は4億7,400万人で、そのうち約9割は国内客となっているものの、過去2年間で4%増と伸び悩む国内客需要に対して、約1割の外国人客需要は70%と高い伸びを見せています。

国内主要都市や有名観光地周辺のホテルでは予約が困難なケースも目立ち、宿泊料金の値上げを行う施設も多く見られています。私自身も定期的に出張するいくつかの都市で、定宿としているホテルの混雑具合や料金の改定を目の当たりにして、直近の旺盛なホテル需要の勢いを実感しています。

こうした宿泊需要の急増に呼応して、東京を中心にホテルの新規供給が活発化しており、2020年頃までに約5万室を超える供給が予定されています。これは既存ストックの約83万室のおよそ6%に該当する供給量となりますが、各シンクタンク等の見通しでは、弱含みの国内客需要を外国人客需要が補い総量としては緩やかに増加するため、供給過剰に陥る兆候はなく需給バランスは好調に推移することが予想されています。

不動産評価の分野でも、売買や投資、再生や建替え等、ホテルに関するお問い合わせが多くなっており、ホテルマーケットへの注目の高まりが顕著となっています。 (小室)

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