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コラム[不動産鑑定シンポジウム@札幌]

7月下旬、札幌で開催された不動産鑑定シンポジウムに参加しました。このシンポジウムは、毎年全国各地を転々として開催され、今回で第33回を数え、道内外から約170名の参加者がありました。
基調講演は北海道博物館長で観光文明学者の石森秀三氏と鈴木直道夕張市長のお二人、研究発表は道内の不動産鑑定士による「人口推計と地価について」、各種専門家を交えたパネルディスカッションは「地方創生と不動産鑑定士のかかわり」という構成でした。
北海道という国内でも特色のある地域に係る様々な調査分析は、不動産とこれに関連する分野から見ても、非常に興味深いものです。
平成10年以降、道内人口が減少を続ける中、札幌市とその近郊では人口増加が見られ一極集中が加速し、他方では郡部の人口減と高齢化が著しいという状況は、東京一極集中が進行する日本全体の縮図とも見て取れます。
また、財政破綻からの再生を図る夕張市や、外国人スキーヤーに人気が高く東京都心部よりも高価格なマンションが分譲されているニセコ、豊富な農産物や酪農で食料自給率が1100%という十勝エリアなど、全国的にも注目度の高い個性的な地域を数多く抱えるという特徴があります。
道内の不動産鑑定士による地域の現状把握や将来の予測は、地域に密着した専門家ならではの精緻な分析がなされており、地域経済において不動産鑑定士が貢献できる分野の多様性について改めて確認する機会となりました。 (小室)

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