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優良な中古住宅の認定制度

日本ヴァリュアーズ・東京本社の小室です。

 

国土交通省は先ごろ、住宅ストックの質の向上や中古住宅の流通促進及びリフォームの活性化を目的として、優良な中古住宅の認定制度を構築すると発表しました。

制度としては売買時やリフォーム時に検査・評価によって認定を行い、税制優遇等のインセンティブを与えるとしています。現在検討されている内容のうち中古流通では、インターネットを活用した情報提供に力を入れ、レインズの機能拡充や東証住宅価格指数の普及促進、国連等による国際指針に基づく公的な不動産価格指数の整備・公表も視野に入れた取り組みが検討されています。

また、リフォームではリフォーム業者に関する情報開示や監視体制の充実、工事の瑕疵への対応や保険制度のあり方等、消費者が安心して利用できる制度の構築を目指すとなっています。

さらに、個別の中古住宅について流通やリフォーム、性能評価等の履歴を残すとともに、価格評価やリフォーム技術の精度を高めることも促進し、良好な住環境や街並み整備の側面からも住宅ストックの資産価値向上を図るとしています。

 

これらの取り組みが実現すれば、我が国の住宅市場は透明性が高まり、従来のスクラップ・アンド・ビルド型とされる住宅サイクルから、良いものを長く使い、環境負荷も低減する市場へと転換することになります。

欧州等では住宅利用の継続性が一般的とされますが、「木の文化・石の文化」の違いによる住宅のあり方や、新規の住宅開発に偏重する不動産・建設業界の産業構造など、我が国特有の問題についても、従来からの転換をいかに進めるかが重要になると考えられます。

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